ニュージーランド航空で行くニウエ。
ニュージーランドのオークランドで乗り換えたら、オークランドからは約3時間。
南太平洋にぽつんと浮かぶニウエ島は、面積約260平方キロメートル。規模こそ小さいが、ここは世界で9番目に小さな国。これは、鹿児島県の奄美群島のひとつ徳之島と同じサイズです。淡路島の半分くらいですね。
この小さな国に住む人口は約1500人で、多くは首都アロフィに集中しています。
元々は2000人くらいいたそうですが、経済不況などで流出し、減ってきているそうです。
9割以上がサモアの血を引くポリネシア系ニウエ人です。
日本との時差はマイナス20時間で公用語は英語、ほかにニウエ語を使用。
もともとニュージーランドの一部だったが、1974年に内政自治権を獲得し、事実上の独立。現在、19カ国と外交関係を築き、日本には2015年に、国家として承認されている。
議会の定員は20名。現首相が外相なども兼任し、他の閣僚は3名のみと、政府もミニマムサイズ。
主な産業はパッションフルーツやバナナの栽培など。
だが、国土が狭く農地が不足しているうえ、たびたびサイクロンに襲われるため、農業も伸び悩んでいる。そこで、国をあげて観光開発に乗り出したものの、人気はいまひとつで計画は頓挫。
経済状況もいいとは言えず、国民は自由連合関係のあるニュージーランド国籍も持つことから、島を脱出して同国へ移住する人が続出。現在のニウエは、そうした人々からの送金に支えられているのが実情だという。
とはいえ、ご覧のような手つかずの自然は大きな魅力。海は美しく、治安も抜群にいい。
観光客も少なく、この小さな国を旅すれば、ゆったりと満喫できそうだ。
「ポリネシアの岩」と呼ばれるニウエは、トンガ、サモア、クック諸島を結んだ三角形の中央に位置します。
島は幅の狭い棚状のサンゴで囲まれており、沿岸近くから急激に深くなる地形のため、ザトウクジラやイルカたちを驚くほど近くで見ることができます。水中の透明度は、なんと100mにも達します。
現地のアンダーのウムツアーでは、ウム(ハンギ)料理体験に参加することができます。数時間後にできあがるごちそうの味は格別です。
ベストシーズン
ベストシーズンは雨の少ない5月から10月で、ホエールウォッチングにも最適な季節。
気候は一年を通じて温暖で、昼間は26度から28度、夜間は19度から21度ほどの気温。
旅費
ほとんどすべてを輸入に頼っているため、地元の物を除いて物価は高め。
ツアー、レンタカー、ガソリン代以外には、ほとんど費用はかかりません。
島にはATMがなく、クレジットカードを使える場所も限られています。
健康
腸チフス、破傷風、A型及びB型肝炎の予防接種が望ましい。
また、デング熱ウィルスに対するワクチンがないため、主なリゾートエリア以外を移動する場合は、蚊帳と虫除け剤のご使用をおすすめ。
ビザ
日本国籍の方は、観光目的で最長30日までの滞在であれば、ビザなしで入国が可能。
またパスポートは入国時に滞在日数に加えて3ヵ月以上の残存有効期間が必要です。
ニウエ、行ってみたい国の1つですね。
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